伊藤鉄益

 この度、歴史と伝統のある名古屋愛蘭会の会長にご指名を受け重責を感じており、先輩諸氏の築き上げたこの会を精一杯支えて行きたいと思っております。

 名古屋愛蘭会には長い歴史があり、近隣の蘭友会、蘭会の中で会員数も多く、会員歴の長い方から最近入会された方がおられます。また、栽培されている種類や栽培方法も、蘭科植物特有の種類の多さや自生地の環境が多様であることから、各会員が最適な栽培環境、栽培方法を求め、日々工夫を凝らしています。

 名古屋愛蘭会は、月例会、洋ラン展などのイベントを通じて、同じ趣味を持つ者がそれぞれの「ランへの
想い」を共有し、ランの栽培についてのノウハウ等を交換する場でもあります。会員相互の交流を深めてゆくだけでなく、「栽培技術の向上」を図って行く、そんな名古屋愛蘭会を目指して行きたいと思っております。

 近年、コロナウイルスの感染拡大に伴い月例会、新年会、バス旅行など諸行事の開催中止等困難な状況が続いておりますが、出来る限り会の活動を継続し、会員の皆様のご要望にも応えられよう、努力して行きたいと思います。会員の皆様の積極的な参加と協力を宜しくお願い申し上げます。

令和4年 会長就任のご挨拶